シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)の子会社である株式会社理研ジェネシス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:近藤 直人 以下「理研ジェネシス」)は、このたび、国立大学法人東京大学(所在地:東京都文京区、総長:五神 真 以下「東京大学」)が独自に開発したがん遺伝子パネル検査を用いて行う、先進医療※「遺伝子パネル検査(Todai OncoPanel)」におけるシークエンス解析業務を担うこととなりましたので、お知らせします。
がん治療においては、がんの確定診断に加え、薬剤の効果予測や、再発モニタリングなどを目的に、遺伝子やタンパク質を用いた多くの検査が行われています。近年、なかでも、1回の検査で数多くの遺伝子を網羅的に解析することを可能とするがん遺伝子パネル検査が注目されており、相次いで開発されています。
東京大学が独自に開発したがん遺伝子パネル検査「Todai OncoPanel」は、2018年8月1日から先進医療として臨床性能試験を実施することが承認されました。
シスメックスの子会社である理研ジェネシスは、東京大学分子ライフイノベーション棟内に設立されたシークエンス室(衛生検査所登録済)の運営を行っており、今回の先進医療「遺伝子パネル検査(Todai OncoPanel)」におけるすべての検体は、本シークエンス室に収集され、理研ジェネシスがシークエンス解析を実施いたします。
今後もシスメックスと理研ジェネシスは、患者さん一人ひとりに適した医療の実現に向け、新たながん診断法を一日も早く患者さんにお届けすることで、医療の発展と進化に貢献していきます。
2018年10月4日 東京大学 プレスリリース |
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