シスメックス株式会社

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製品・サービスを通じた医療課題解決

活動ハイライト
優れた技術でマラリア・エリミネーションに貢献します

社会課題の認識

世界三大感染症の一つである、マラリアの感染者数、死亡者数はここ数年減少傾向にあるものの、年間約2億人が感染し、約45万人が死亡、アフリカでは2分間に1人、5歳未満の子どもの命が奪われています

2015年に国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)においても医療課題に関するものが多く含まれており、WHO(世界保健機関)では2030年までにマラリアによる死者数、発症者数を2015年比9割減少させることを目標にしています。

出典:「World Malaria Report 2017」

マラリアの感染者数/死亡者数

感染者数/年

2億人

死亡者数/年

45万人

当社の医療課題解決の取り組み方針

シスメックスは、持続可能な社会の実現および当社の持続的な成長に向けて、優先的に取り組むべき課題(マテリアリティ)の一つに、「製品・サービスを通じた医療課題解決」を定めました。当社の技術を活かし、検体検査の分野で三大感染症対策において貢献していく考えです。

世界のマラリアの感染者数推移

世界のマラリアの感染者推移のグラフ

SDGsとの関わり

国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」では、2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。その中の目標3「すべての人に健康と福祉を」では、以下の実現が求められています。

  • 妊産婦の死亡率を低下させる
  • 新生児および5歳以下の死亡率を低下させる
  • エイズ、結核、マラリアなどの伝染病を根絶するとともにその他感染症に対処する
  • 非感染性疾患による若年死亡率を低下させる
  • 質の高い基礎的な保健サービスおよび医薬品・ワクチンへのアクセスを向上させる
  • 開発途上国における保健人材の能力開発・訓練を推進する  など
ステークホルダーの声

長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科教授、研究科長 北 潔 氏

長崎大学大学院熱帯医学・
グローバルヘルス研究科教授
研究科長
北 潔

日本にない熱帯感染症の克服を目指すパートナーシップ

日本ではマラリアの撲滅に成功し、国内での感染者はいません。しかし国外に目を向けると状況は以前とそれほど変わっていません。薬剤耐性のマラリア原虫や殺虫剤耐性の蚊が出現し、逆に感染者数や死亡者数が増えている国もあります。この状況を変え、世界の将来を担う子どもたちをマラリアから守るには予防・診断・治療の三本の矢による強い連携が必須です。シスメックスをはじめとした日本の企業が、グローバルヘルスへの貢献を目指し、優れた武器と具体的な戦略によってマラリア克服のためのコンソーシアムをリードしていることを大変心強く感じるとともに、その成果と波及効果を大いに期待しています。

マラリア・エリミネーション(排除)への具体的取り組み

マラリア・エリミネーションに寄与する製品の開発

シスメックスは、マラリア原虫などが感染した血液に関する情報提供が可能な多項目自動血球分析装置 XNシリーズ XN-30を開発し、発売※1を開始しました。

XN-30は、マラリア原虫など感染赤血球項目の測定※2だけでなく、その感染赤血球数の定量やマラリア原虫などの種類を示唆する情報を提供することが可能です。一般的には、マラリア原虫の種類によって治療法を変える必要があるためこれらは重要な情報です。また、体内にマラリア原虫を抱えながらも発症していない「無症候性原虫保有者」を特定することで感染の拡大を防ぐことができると考えられており、現在それらに対する技術開発を進めています。

このXN-30は基礎研究用に使用されており、大阪大学微生物病研究所では新たな抗マラリア薬の創出に活かされています。

今後、改良を加えた次機種において、臨床までの幅広い領域で活用いただけるよう各国の薬事承認取得を進めていきます。

※1 日本国内限定

※2 研究用項目

XN-30の特徴

多項目児童血球分析装置 XNシリーズ XN-30多項目自動血球分析装置
XNシリーズ XN-30

  1. 迅速(約1分で測定)
  2. 簡便、正確性
    従来の顕微鏡検査で
    求められる熟練技術が
    不要
  3. 高感度
    マラリア原虫など感染赤血球数を20cells/μLまで測定可能

マラリア・エリミネーションに向けたパートナーシップの促進

マラリアのような世界的な課題を解決するには1社だけの力では限界があります。産官学、非営利団体や地域コミュニティなどがそれぞれの強みを活かしつつ連携し、強固なパートナーシップを結ぶことが重要となっています。

当社も2016年より産官学によるマラリア・コンソーシアムに参画しています。当社はその中で「血液検査」分野における役割を担っていきます。

またマラリア・コンソーシアムは2018年4月、アジア・アフリカにおける「マラリア・エリミネーションに向けたわが国発のP3(Public-Private Partnership)」を日本政府に提案し、日本企業の技術を結集してマラリア・エリミネーションを目指しています。

マラリア・コンソーシアムによるイニシアチブ

マラリア・コンソーシアムにおけるイニシアチブ

  • 殺虫蚊帳・スプレー、防蚊塗料の開発
  • 感染予防薬の開発
  • 衛生指導
  • 遺伝子検査
  • 血液検査 - シスメックスが担う部分
  • 治療薬の開発
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