責任ある製品・サービスの提供

カスタマーリレーション

お客様満足度の向上

国内外でお客様満足度調査を実施

シスメックスでは米州、EMEA、アジアパシフィックの主要国に加え、中国や日本など、さまざまな国や地域でお客様の満⾜度調査を実施しています。展開している製品やサービスの内容に応じて、それぞれの国や地域で独自の指標を用いています。

シスメックス アメリカは、⾎球分析装置メーカーを対象としたお客様満⾜度調査「IMV ServiceTrak」(IMV社主催)で18年連続No.1を獲得しています。また、優れた製品・サービスを提供する企業に贈られる「Supplier Excellence Awards」(Quest Diagnostics社主催)の受賞企業4社の中に選ばれました。

その他EMEAやアジア・パシフィックでも定期的にお客様満足度調査を行っており、高い満足度を得られているという調査結果が出ています。

  • 欧州・中東・アフリカ地域

お客様のニーズから独自のソリューションを創出

シスメックスでは、検査機器・試薬・ITの技術を融合し、お客様のニーズに応える独自のソリューション創出に努めています。近年は、複数の機器をつなぎ検査の自動化を実現することで、検体の取り扱いにおける感染リスクの軽減や検体の取り違えの防止、検査室の生産性を高めるロボティクス技術を駆使した搬送システムの構築、試薬交換回数を大幅に低減する濃縮試薬の提供などを行ってきました。

他にも、シスメックス ニュージーランドでは、公衆衛生診断サービスを提供しているDiagnostic Services Manitoba(DSM)と共同で、カナダ・マニトバ州の医療機関に向けたLIS(Laboratory Information System)を開発しました。LISは、州全体で標準化された診断サービスの提供に加え、患者さんのケアや診断結果のフローを効率化するシステムです。この結果が認められ、2018年度にはNZHITイノベーションアワードのファイナリストとして選出されました。

サービス&サポートの充実

お問い合わせに、迅速・確実にお応えするために

シスメックス株式会社では、日本国内のお客様のための相談窓口「カスタマーサポートセンター」を設置し、豊富な知識を持った専任スタッフが、365日24時間体制(別途契約が必要)でお問い合わせに対応しています。同センターでは、過去のお問い合わせ内容やメンテナンス履歴などを蓄積し、すぐに参照できるようにすることで、お客様からのお問い合わせ・ご要望に迅速・確実にお応えしています。

また、相談窓口などを通じて収集したご要望は、VOC(Voice of Customer:お客様の声)チームが集約し、さまざまな角度から分析した後、関係部門へフィードバックされ、新たな製品開発や業務改善に活用されています。2018年度には、国内市場から約17,600件のお客様の声を収集しました。お客様の声から生まれた新たな機能や装備を搭載した装置は、製品カタログにVOCマークを記載しており、高い評価をいただいています。

グループ全体でも、各地域にカスタマーサポートセンターを設けてお問い合わせに迅速・確実にお応えする体制を整えるとともに、お客様のご要望にいち早く応えるしくみの構築に努めています。

ITを活用したソリューションの提供

シスメックスは、病院などの検査装置の精度管理※1や自動監視、リアルタイム解析をもとにした故障予測機能などを行うことで装置の安定稼動を支援するネットワークサービスSNCS™※2を提供しています。

世界的な情報化の進展などを背景に加速する効率化と品質強化への要求が高まる中、2018年度には新たなネットワークソリューション「Caresphere™」の提供を開始しました。「Caresphere™」は、IoTやクラウドを活用して、病院の検査業務や検査室運営のさらなる効率化と、検査装置や業務の品質管理を支援するアプリケーション・サービスから提供を開始し、将来的には、地域医療に携わる施設やそれらの施設で従事する幅広い医療従事者の方向けの展開も予定しています。

  1. 精度管理とは、検査装置の測定値を保証するための管理手法。お客様の検査装置が正しく機能しているかを確認すること。
  2. SNCS™(Sysmex Network Communication Systems)とは、お客様の分析装置と、当社のカスタマーサポートセンターをインターネットでオンライン化することにより、リアルタイムの外部精度管理・装置状態の自動監視や、Webによる情報提供を行うサービスのこと。なお、実施するサポートサービスの内容は各地域により異なります。利用には別途契約等(有償)が必要です。
カスタマーサポートセンターお問い合わせ内容
カスタマーサポートセンターお問い合わせ内容

オンラインでのトレーニングサポートの実施

シスメックスでは、お客様サポートの一環として、機器およびメンテナンスのトレーニングを各地域で実施しています。

広大なエリアに医療機関が点在するシスメックス アメリカでは、お客様がシスメックスの研修施設に出向くことなく必要に応じてトレーニングを受けられるよう、ネットワークでつないだリアルタイムのバーチャルトレーニングを提供しています。事業拡大に伴う需要拡大を見据え、2018年度にはトレーニング施設を集約・拡張した「Center for Learning」を開設しました。

役立つ情報の発信

「サポートインフォメーション」サイト

ウェブサイト「サポートインフォメーション」

シスメックスでは、当社ウェブサイト「サポートインフォメーション」で、お客様に役立つ情報の発信を行っています。

最新情報をお伝えするメールマガジン配信サービス、コンテンツや閲覧履歴などを管理できるマイページ機能など、お客様によりご活用いただけるよう、継続的に機能の充実を図っています。

臨床検査の質的向上へISOを活用

近年、臨床検査分野において検査結果の質の向上が強く求められており、世界的に国際規格への関心が高まっています。その一つとして、「ISO 15189(臨床検査室の品質と能力に関する要求事項)」を取得する臨床検査室も増加しており、すでに認定取得が義務化されている国もあります。

シスメックスは、臨床検査の校正機関に対する国際規格ISO/IEC 17025およびISO 15195の認定を取得しており、シスメックスが提供している自動血球分析装置に対する校正サービスの品質は、国際的な基準で担保できていることが証明されています。また、この分野での認定取得は国内では初となります。

お客様はISO 15189が要求する校正を実施していることを証明するために、シスメックスが発行する校正証明書をグローバルに認められた認証書として利用することができます。2018年度末時点で、シスメックスは延べ4,800台以上の装置に対して認証書を発行しました。

また、外部精度管理サービスであるSNCS/eQAPiは全産業分野で国内初となるISO/IEC 17043「適合性評価-技能試験に対する一般要求事項」の認定を取得しました。

  • SNCS(Sysmex Network Communication Systems)はネットワークを利用して臨床検査機器の精度保証および故障監視・修理サポートなどを行うサービス。eQAPiは機器や試薬メーカーを選ばない外部精度保証

学術活動

シスメックスは、日本をはじめとするアジア各国の医療従事者などを対象に最新の医学情報を提供するためのセミナーを開催するとともに、各国の保健省をはじめとした国家機関や主要学会とともに、医療水準の向上を図るための学術活動を展開しています。

医療従事者向けの学術セミナーを開催

第41回シスメックス学術セミナー

シスメックスでは医師および臨床検査技師など第一線で活動されている医療従事者を対象とした学術セミナーや勉強会を各地域で実施しています。

臨床検査分野における最新の情報を提供し、その知見を共有する場として1978年より毎年開催しているシスメックス学術セミナーは、2018年6月に第41回を迎えました。2018年度は「ここまで来たミレニアム先端医療」をテーマに、神戸・東京のメイン会場に加え、国内は15会場、海外2会場で開催し、約1,200名の方々に参加いただきました。その他、マレーシア・フィリピン・ベトナムで、血液凝固検査・免疫検査に関連する学術セミナーを開催し、OGT社では細胞遺伝学検査領域におけるユーザーミーティングなどを開催しました。

このような取り組みを継続することで、多くの医療関係者と信頼関係を構築するとともに、医学的な知識の蓄積による医療の質の向上を図っていきます。

学術セミナー(日本)

学術セミナー(インドネシア)

ワークショップ(ベトナム)

臨床検査の質向上に向けた活動を実施

シスメックスは、さまざまな取り組みを通して各国の臨床検査の質向上に貢献しています。

アジアの新興国・開発途上国に対して、外部精度管理などによる検査の標準化支援を行っています。2018年度は、フィリピン、タイ、モンゴル、カンボジア、ミャンマーにおいて外部精度管理を実施しました。

シスメックス アメリカでは、大学に血球計数装置を提供するとともに、機器を適切に操作するための講義、トレーニングなどのサポートもあわせて行っています。また、シスメックス 上海では、尿路感染症や糖尿病などに関連した細胞形態の識別能力を競う無料ソフトウェアを開発し、技術者の専門知識向上に貢献しています。