ニュース

ニュース

メディカロイドが広範囲の患者移動機能を有する手術台「SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台」を発売

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒)と川崎重工業株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:金花 芳則)の合弁会社である、株式会社メディカロイド(本社:神戸市、代表取締役社長:橋本 康彦 以下「メディカロイド」)はこのたび、ハイブリッド手術などで要求される広範囲な患者移動機能を実現した手術台「SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台」を発売します。

 近年、患者さんに対しより優しく、負担の少ない低侵襲の外科手術への要望が高まっています。この低侵襲手術のひとつであるX線透視画像下でのカテーテル手術が急速に普及し、さらにカテーテル手術と外科手術を併用し、開胸・開腹部をできる限り小さくし、同時に手術時間を短くする「ハイブリッド手術」が成果を挙げ始めています。
 ハイブリッド手術を行うには、X線等の透視画像撮影装置を備えた手術室(ハイブリッド手術室)が必要ですが、このハイブリッド手術室においては、透視画像撮影時には撮影に適した位置および姿勢に、そして手術時には執刀医にとって手術のしやすい位置に、患者さんを移動する必要があります。

 このたび、メディカロイドは初の自社製品として、ハイブリッド手術室において、手術台の位置・患者さんの姿勢を簡便かつ速やかに最適位置に移動させることが可能な手術台「SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台」を発売します。
 本製品では、手術室での位置と姿勢を自由に設定可能で、複数のポジション(麻酔、手術、透視画像撮影位置、等)を記憶でき、それらの位置への正確かつ迅速な移動が可能となっています。
 位置・姿勢を移動させる駆動部には、メディカロイドのコアテクノロジーである最新のロボット技術を応用し、患者さんをスムーズに移動させることが可能です。また、その駆動部は、手術台ベース部にコンパクトに収まり、手術に関わる方々が作業しやすいようになっています。さらに、患者さんを乗せるテーブルトップは、X線の透過性にすぐれた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で、本製品に患者さんを乗せたまま透視画像撮影が可能です。
 
 メディカロイドは、この手術台「SOT-100 Verciaヴェルシア手術台」により、ハイブリッド手術の効率的な運用に貢献してまいります。さらに、今後は、一般手術への適用や、将来発売予定の手術支援用ロボットとの動作連携を図ってまいります。

 メディカロイドは、患者さん、患者さんのご家族の方々、医療に従事される方々、そのすべての方々が、安心して暮らせる、豊かな社会へ貢献してまいります。

 

【新製品の概要】

 名称: SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台
 届出番号: 28B2X10025000001
 主な機能:


 
1) コントローラ(ベッドサイドコントローラ、ハンドコントローラ)により手術台の位置と姿勢を自由に設定可能
2) 複数のポジションのプリセット機能により位置と姿勢を自動再現
 
   


【写真】
 
 
       
 
SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台

 
【メディカロイドの概要】
  会社名: 株式会社メディカロイド(Medicaroid Corporation)
  所在地: 神戸市中央区港島南町1丁目6-5 国際医療開発センター6階
  設立: 2013年8月29日
  資本金: 12億6,000万円(2017年3月1日現在)
  出資会社: シスメックス株式会社(出資比率:50%)、川崎重工業株式会社(出資比率:50%)
  事業内容: 医療用ロボットのマーケティング、開発、設計、製造、販売、アフターサービス
     
     

以上
  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

ニュースへ戻る