シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、2012年10月より、タイの販売・サービス体制を一部直接販売へ移行し、お客様への販売・サービス活動を強化します。直接販売を開始する市場は、ヘマトロジー分野、ノンヘマトロジー分野(尿、生化学検査)の私立病院市場ならびにライフサイエンス分野を対象としています。
タイは、ASEAN主要6カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)のひとつであり、政府支出に占める医療費の割合は、東南アジアでトップクラスです。また、タイの検体検査市場は拡大しており、さらなる成長が期待できます。
シスメックスは、1999年7月に現地代理店と合弁会社シスメックス タイ カンパニー リミテッド(Sysmex (Thailand) Co., Ltd. 以下「シスメックス タイ」)を設立し、タイにおける販売・サービス活動を行ってきました。2007年に完全子会社化し、現地代理店を活用した販売・サービス活動を推進し、主力のヘマトロジー分野に加え、血液凝固、尿検査などのノンヘマトロジー分野においても高いシェアを獲得してきました。
このたび、シスメックス タイは2012年10月1日より、販売・サービス活動を強化するために、バンコクおよびその近郊の私立病院を対象としてヘマトロジー分野、ノンヘマトロジー分野の一部において、直接販売活動を開始いたしました。直接販売の対象は、ヘマトロジー分野、ノンヘマトロジー分野の尿、生化学検査およびライフサイエンス分野です。新体制では、ヘマトロジー分野のハイスペックモデルへのアップグレードやシステム化などの需要と、それに伴う高レベルなサービス&サポートへの対応が、今まで以上に可能となります。加えて、ノンヘマトロジー分野での販売・サービス体制を強化するとともに、当社の強みである学術啓発活動の充実、SNCS※などの当社独自のサービスの提案などを進め、より一層の顧客満足度向上を図っていきます。
また、バンコクおよびその近郊の公立病院や、郊外地域においては引き続き既存の代理店を活用し、販売・サービス活動を行います。シスメックスと代理店の強みを生かしながら、これまで以上にシナジーが発揮できるよう、代理店のサポートを継続していきます。
【シスメックス タイの概要】 | |
名称: | シスメックス タイランド カンパニーリミテッド (Sysmex (Thailand) Co., Ltd.) |
所在地: | タイ バンコク |
代表者: | チャラーンスッ ヌンプラッソップスック (Charoensuth Ngoenprasopsuk) |
新体制稼働日: | 2012年10月1日 (設立日:1999年7月) |
資本金: | 2億タイバーツ (約5億円) |
資本元: | シスメックス アジアパシフィック ピーティーイーリミテッド (Sysmex Asia Pacific Pte Ltd.) シスメックス アジアパシフィック ピーティーイーリミテッドはシスメックス100%出資子会社 |
従業員数: | 27名 |
事業内容: |
- | バンコクおよびその近郊における検体検査機器・試薬・検査情報システムの直接販売・サービス&サポート |
- | その他の地域における現地代理店の販売活動のサポート |
【用語解説】
※SNCS: | 「Sysmex Network Communication Systems」の略で、お客様の分析装置と、当社のカスタマーサポートセンターをインターネットでオンライン化することにより、リアルタイムの外部精度管理・装置状態の自動監視や、Webによる情報提供を行うサービスのこと。利用には別途契約等(有償)が必要。 |