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 がんが転移すると患者さんの予後が非常に悪くなるため、適切な治療法を選択するためには転移の可能性を早期に判断することが重要となります。がんの転移には、原発巣のがん組織から血液中に遊離したがん細胞が大きく関与していると言われています。
2009年1月シスメックスは、オンコリスバイオファーマ株式会社と共同で研究開発を進め、生きたがん細胞内で増殖するウィルス(テロメスキャン®OBP-401※)を使用して、血液中に存在するがん細胞を発光させて検出する技術を確立しました。この検出技術は、血液中に遊離したがん細胞を高感度に検出できることから、血清腫瘍マーカー検査やCTスキャンなどの画像診断よりも早期に、より正確にがん転移の可能性を予測できる診断法につながると期待しています。 これまでに、乳がん、肺がんを対象として、大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科および北里大学医学部 呼吸器外科と呼吸器内科との共同研究を行ない、進行および早期がん患者の血液中のがん細胞を検出できることを技術的に証明してきました。
シスメックスは、このたび国立がんセンター東病院 臨床開発センターがん治療開発部機能再生室長 中面哲也先生らの研究グループと、本技術に関する全面的な共同研究を開始しました。共同研究では、はじめに胃・大腸・食道・肝臓・膵臓がんを対象に血液中のがん細胞を検出できるかどうかを確認した上で、それぞれのがんに対し、臨床有用性の検証を実施していく予定です。 早期に有用性を見極めるため、臨床現場の医師と当社研究者が連携をとり、国立がんセンター東病院臨床開発センター内で検体測定や症例検討を実施していきます。
なお、乳がん、肺がんにおいては、引き続き、大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科、北里大学医学部 呼吸器外科および呼吸器内科と、臨床有用性を検証していきます。
| <国立がんセンター東病院との共同研究概要> |
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【共同研究体制】 国立がんセンター東病院:責任医師 臨床開発センター がん治療開発部機能再生室 室長 中面 哲也先生 (リーダー) 大腸骨盤外科 医長 伊藤 雅昭先生 消化器内視鏡・消化管内科 医長 金子 和弘先生 シスメックス株式会社:専門の研究員1名を国立がんセンター東病院へ派遣 |
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【研究開始日】 2010年2月15日 |
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【対象がん種】 胃がん、大腸がん、食道がん、肝臓がん、膵臓がん |
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【CTC検出技術測定方法】 |
※オンコリスバイオファーマ株式会社が開発した生きたがん細胞内で増殖し、発光するウィルス
| (参考)現在進めているその他機関との共同研究 |
| 1)大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科との共同研究 |
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【共同研究体制】 大阪大学大学院:責任医師 乳腺・内分泌外科 教授 野口 眞三郎先生 大阪厚生年金病院 乳腺・内分泌外科 部長 塚本 文音先生 |
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【研究開始日】 2009年6月1日 |
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【対象がん種】 乳がん |
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| 2)北里大学医学部 呼吸器外科と呼吸器内科との共同研究 |
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【共同研究体制】 北里大学:責任医師 呼吸器外科 教授 佐藤 之俊先生 呼吸器内科 教授 益田 典幸先生 |
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【研究開始日】 2008年7月15日 |
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【対象がん種】 肺がん |
以上
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