
大腸がんは早い時期に発見すれば、内視鏡的切除や外科療法により完全に治すことが可能で、早期発見(検診)は非常に重要です。
当社は、採血検査による大腸がんの新たな早期発見技術を実現するため、エピジェノミクス社と共同研究を開始いたします。
本技術では、血液中に存在するがん細胞由来のメチル化遺伝子(DNA)を検出します。
メチル化とは、遺伝子にメチル基と呼ばれる分子が結合することを言い、これにより遺伝子の発現が制御されています。 がん細胞では、正常細胞ではメチル化されていないはずの遺伝子が、メチル化されることがあり、メチル化が適切でないと細胞の状態が異常となって、がんを引き起こす原因のひとつになると言われています。 血液中には、細胞から流れ出た遺伝子が存在しますが、もし、その中にがんに特徴的にメチル化された遺伝子があれば、これを高感度に検出することによってがんの早期発見が可能となります。
本共同研究では、大腸がんに特徴的なメチル化遺伝子として、エピジェノミクス社より見出されたSEPT9というメチル化マーカーを使用します。当社は遺伝子のメチル化を迅速・高感度に検出する技術の開発を進めており、この測定プラットフォーム上でSEPT9を測定する系を構築します。さらに、この測定系を用いて、大腸がん検診への適用可能性に関する基礎的な臨床評価を実施する予定です。
当社は、患者さん個々に最適な医療の提供に検査・診断を通じて貢献するため、新たな技術の創出に取り組んでいます。今回合意した共同研究を通じて、早期発見技術を確立し、早期発見から治療、そして再発予防に至るまで、「疾患マネジメント」を実現する診断技術のポートフォリオを拡充します。
【エピジェノミクス社について】
エピジェノミクス社は、がんにフォーカスして新たな診断技術の研究開発に取り組む、ドイツに本社を置く企業です。がんの早期発見など、メチル化マーカーを使用した診断技術の研究開発を進めています。詳しい情報については、ウェブサイト(www.epigenomics.com)をご参照下さい。
参考資料 : がんとDNAメチル化
以上
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