シスメックス株式会社

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CSR(企業の社会的責任)

社長メッセージ

革新的な検査・診断技術の創出により世界の医療課題解決を図り、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。

世界の医療課題解決に向けて優先課題(マテリアリティ)を特定

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をMissionに掲げ、医療の発展と人々の健やかな暮らしの実現に貢献することを目指しています。

当社は2018年2月に創立50周年を迎えました。創立以来、疾病の予防や早期発見、治療方針の決定に重要な役割を果たす「検査」の分野で、患者さんをはじめとする健康を願う方々のQOL(Quality of Life)の向上のための新たな診断価値の創出や、負担軽減などに役立つ検査技術の確立に取り組んできました。現在では、検体検査分野における製品・サービス&サポートを世界190以上の国や地域にお届けしています。

また、医療を取り巻く世界の環境は大きく変化しています。高齢化が進む先進国においては医療ニーズの多様化への対応、新興国では医療インフラ整備や医療の質の向上、開発途上国では三大感染症対策などが大きな課題となっています。2015年9月には「持続可能な開発目標(SDGs)」が国連で採択され、世界共通の17の目標が掲げられました。当社はヘルスケア企業として、価値の高い検査・診断技術を提供することにより、これらの目標の達成に貢献したいと考えています。このような中、シスメックスは、2017年5月に優先的に取り組むべき課題(マテリアリティ)を特定しました。自社の事業活動で貢献できる「製品・サービスを通じた医療課題解決」に加え、「責任ある製品・サービスの提供」「魅力ある職場の実現」「環境への配慮」「ガバナンス」の5つの領域に優先的に取り組むことにより、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

医療ニーズの多様化を見据えて長期経営目標を策定

医療費抑制に向けた先進国における医療の効率化、経済発展を背景とした新興国や開発途上国における医療インフラの整備と医療の質の向上などのニーズの高まりなどにより、世界のヘルスケア市場は今後も継続した成長が期待されます。また、人工知能(AI)やビッグデータ解析など最先端技術のヘルスケア領域への応用や、分子診断技術※1の進歩によるゲノム医療を含む個別化医療、再生医療の進展など、さらなる成長機会も見込まれています。

このような医療環境の変化や医療ニーズの多様化を事業機会と認識した上で、グループの持続的な成長とそれを支える経営基盤の強化を推進するため、2025年を最終年度とする長期経営目標を策定しました。新たな長期経営目標では、長期ビジョン「Unique & Advanced Healthcare Testing Company(特徴のある先進的なヘルスケアテスティング企業)」とこれに基づくポジショニングを設定しました。従来の検体検査分野からなるコア事業のポートフォリオの強化・拡充により、さらなる成長を実現します。患者さんの身近な場所で行われるプライマリケア領域(初期診療)においては、検体検査で蓄積した診断技術とITを活用することで新たなサービスを創出します。また、当社独自技術とオープンイノベーションにより獲得した技術の融合を通じた個別化医療に資する新たな診断技術の創出と、ライフサイエンス分野を中心とした事業の収益化による事業構造の変革を目指します。さらに、今後の事業活動の拡大に向けグループの戦略目標の実現に不可欠な人材の獲得・育成とともに、環境配慮、ガバナンスやリスクマネジメントなどの経営基盤の強化にも取り組んでいきます。

個別化医療においては、2017年度に遺伝子解析技術のパイオニア企業である英国のOxford Gene Technology IP Limitedをグループ企業に迎え入れ、技術基盤の強化を図りました。また国立がん研究センターと共同開発を進めてきた「がん関連遺伝子パネル※2検査システム」を用いて行う「個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査」が先進医療の承認を受けるなど、遺伝子検査を用いて医療水準の向上を目指しています。さらに、世界三大感染症の一つ、マラリアの排除を目指したマラリア・コンソーシアムへ参画すると同時に、マラリア検査に寄与する血液分析装置の開発など、新興国や開発途上国における医療インフラの整備と医療の質の向上に努めています。

※1 組織・体液に含まれるタンパク、DNA、RNAなどの分子を調べることで疾患を特定する技術。

※2 がんの診療上重要な複数の遺伝子の変異、増幅や融合を同時に解析できる診断薬のこと。

シスメックスは2018年に創立50周年を迎え次のステージを目指すために、革新的なヘルスケアテスティングを創出し、「診断」の価値を高め、医療により確かな安心をお届けするという意志を込め、新たなコーポレートメッセージ「Lighting the way with diagnostics」を制定しました。

検査・診断技術を革新し、未来の医療を切りひらくために挑戦を続け、中長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に貢献していきます。今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2018年7月

代表取締役会長兼社長 CEO        
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