シスメックス株式会社

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ニュースリリース

研究・開発
2016年11月14日

平成28年度近畿地方発明表彰を受賞

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび公益社団法人発明協会が主催する近畿地方発明表彰を受賞しました。地方発明表彰は、優れた技術やデザインを生み出した発明者等を顕彰するもので、大正10年より続く歴史ある表彰です。

 シスメックスは、グループ企業理念である「ヘルスケアの進化をデザインする。」のもと、患者さんおよびお客様に対してより付加価値の高い製品、サービスを提供するために、新たな技術等の開発に取り組んでいます。
 このたび、平成28年度近畿地方発明表彰において、「文部科学大臣賞」1件と「発明奨励賞」3件を受賞しました。今回受賞しました「文部科学大臣賞」は、近畿地方発明表彰の中で最も優秀と認められる賞です。
 
 シスメックスは、今後も患者さんの負担軽減や検査の質の向上に寄与するとともに、お客様に安心をお届けするために、優れた技術の開発に取り組んでいきます。
 
 

【受賞発明の概要】

(1) 文部科学大臣賞 

応募発明の名称:迅速・高精度な血小板測定方法(特許登録第4659122号)

  本発明は、血液中の血小板を測定する血小板測定方法に関するものです。一般に、血液中の血小板数が1万個/μℓより少なくなると、重篤な出血をみることがあり輸血の必要性が生じますが、従来血小板数の少ない検体では迅速に正確な結果を得ることが困難でした。
 本発明では、血小板を染色するための色素としてカウンターイオンが硫酸水素イオンであるナイルブルーを含む血小板測定用試薬で染色し、染色された血小板を散乱光と蛍光とを用いて検出することで、血小板数の少ない検体であっても迅速・高精度に血小板を計数することができます。これにより、輸血の要否や適切な輸血量を決定することができ、予防的に過剰に投与していた血小板輸血を低減して医療費を削減すると共に輸血による二次的な感染症のリスクを低減させることが可能となります。
 本発明は、当社の主力商品である多項目自動血球分析装置XNシリーズ、および当装置の専用試薬フルオロセルPLTに採用されています。また、本件は実施化に顕著な功績があると認められ法人の代表者へ贈呈される「実施功績賞」も受賞しました。


(2) 発明奨励賞
 

① 応募発明の名称:検量線にIDを付与して管理する分析装置(特許第4969292号)

 本発明は、予め標準試料を測定して求められた検量線にIDを付与し、検体の検査結果と使用した検量線のIDとを関連付けて管理する分析装置に関するものです。本発明により、検査結果に異常があった場合に検量線まで遡って原因を究明することが可能となり、検査の品質向上に繋げることができます。また、検量線がIDと共に記憶されているため、最新の検量線が使用できない場合であっても、過去に使用された検量線を再利用することが可能となります。
 本発明は、全自動免疫測定装置HISCL-2000i、HISCL-5000、HISCL-800に採用されています。

 

② 応募発明の名称:臨床検査装置の故障を予知する管理方法(特許第5735852号)

 本発明は、臨床検査装置に用いられる空圧源ユニットの動作情報を監視することで故障を予知する方法に関するものです。本発明により、臨床検査装置の空圧源ユニットの修理交換時期を予測でき、故障する前に装置をメンテナンスすることができます。また、臨床検査現場での突然の装置不具合による検査業務の支障を低減します。
 本発明は、SNCS(Sysmex Network Communication Systems)※1サービスに採用されています。

③ 応募発明の名称:変異型ドックリンポリペプチド(特許第5307716号)

 本発明は、組換え遺伝子を動植物、酵母、細菌等の細胞中に導入して発現させた組換え融合タンパク質を精製する際に利用可能な変異型ドックリンポリペプチドに関するものです。本発明により、短時間で幅広い組換え融合タンパク質について活性低下をすることなく精製できるようになりました。
 本発明は、タンパク質受託生産サービスProCubeに採用されています。


【「近畿地方発明表彰」受賞歴(過去5年分)】
  ・平成27年度近畿地方発明表彰

「特許庁長官奨励賞」:検体分析装置
「発明奨励賞」:細菌の検出方法及び試薬
「発明奨励賞」:フローサイトメータ
「発明奨励賞」:血液分析装置
 

 ・平成26年度近畿地方発明表彰

「文部科学大臣発明奨励賞」:網赤血球中のヘモグロビン分析装置
「発明奨励賞」:3次元動画を用いた作業手順表示システム
「発明奨励賞」:ピペットチップ自動供給装置
「発明奨励賞」:核酸増幅分析における増幅阻害物質判定方法
 

 ・平成25年度近畿地方発明表彰

「兵庫県発明協会会長賞」:血液凝固分析装置
「発明奨励賞」:モノクローナル抗体を用いたDダイマー測定試薬
「発明奨励賞」:試薬の共通化を進めた試料分析装置と方法
「発明奨励賞」:自動顕微鏡及びこれを備える分析装置
 

 ・平成24年度近畿地方発明表彰

「日本弁理士会会長奨励賞」:液体試料吸引監視方法
「発明奨励賞」:直接核酸増幅法
「発明奨励賞」:検体分析装置
「発明奨励賞」:白血球及びヘモグロビン濃度測定試薬
 

 ・平成23年度近畿地方発明表彰

「発明奨励賞」:管理装置に用いられる精度管理方法
「発明奨励賞」:自動分析装置の分注ピペット洗浄方法
「発明奨励賞」:シースフロー形成装置
「発明奨励賞」:粒子分析装置および自動粒子分析方法
 

【注釈】
※1



 
SNCS:
「Sysmex Network Communication Systems」の略で、お客様の分析装置と、当社のカスタマーサポートセンターをインターネットでオンライン化することにより、リアルタイムの外部精度管理・装置状態の自動監視や、Webによる情報提供を行うサービスのこと。
   
 
 以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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