シスメックス株式会社

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2014年11月20日

細胞診断分野における新製品「剥離細胞分析装置 LC-1000」を発売
~将来的な子宮頸がんのスクリーニング検査の効率化を目指して~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび、細胞診断分野における新製品「剥離細胞分析装置 LC-1000」を発売します。
 まずは日本や中国など国内外の医療機関を対象として発売し、将来的な子宮頸がんのスクリーニング検査における診断支援としての活用を目指して、臨床的有用性を検証していきます。

  子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって、子宮の入り口に発症するがんです。日本においては年間約1.2万人(2014年推計※1)、世界においては約50万人(2012年推計※2)が罹患しており、特に発展途上国においてその罹患者数の割合が高い傾向にあります。
  子宮頸がんの早期発見には、婦人科検診が重要な役割を担っています。しかし、国内の検診受診率は海外の先進国と比べ低水準で推移しており、その受診率の向上に向け、各自治体では無料検診クーポンを配布するなどの取り組みが行われています。
  従来の検診は、子宮頸部から採取された細胞を専門の細胞検査士が顕微鏡で確認する細胞診が主流で、細胞検査士への負担が大きいという課題があります。将来の受診率向上とともにますます細胞診の果たす役割が重要となる一方で、細胞検査士への負荷が増していくと予想されます。

 このたび、シスメックスはフローサイトメトリー※3の技術を応用した新製品「剥離細胞分析装置 LC-1000」を発売します。
  本製品を用いた測定にはCoresightTM(コアサイト)※4という当社の技術が使われており、個々の細胞およびその核の大きさ、核DNA量を測定、解析することができます。本製品を用いることで、細胞のごく僅かな核DNA量の増加傾向や細胞増殖の状態を精緻に捉えることが可能となります。
  これにより、細胞診にはない新たな臨床的付加価値を提供し検査の質を高めるとともに、細胞検査士の負担軽減および検査の標準化に繋がることが期待されます。
  まずは日本、中国など国内外の医療機関を対象として発売し、今後は、将来的な子宮頸がんのスクリーニング検査における診断支援としての活用を目指して、臨床的有用性を検証していきます。
 

 シスメックスは今後も、さらなる細胞測定、分析技術の開発を含め、さまざまな革新的な技術開発に取り組んでいくとともに、国内外の研究機関や医療機関とのコラボレーションによる臨床的有用性の検証を積極的に進めていくことにより、検査の効率化、高精度化ならびに標準化を実現し医療の発展と進化に貢献していきます。

【新製品の概要】
  一般的名称: フローサイトメータ
  販売名: 

剥離細胞分析装置 LC-1000

  対象市場: 日本、中国より順次拡大予定
  発売時期: 2014年11月
  処理能力: 最大20検体/時間
  機能: 細胞の分散処理、夾雑物除去、核DNAの染色、細胞ならびに核の大きさおよび核DNA量に相当する情報の取得、解析
【外観】

141120_lc_1000

剥離細胞分析装置 LC-1000

【注釈】

※1 出典:
国立がん研究センターがん対策情報センター
※2 出典:
GLOBOCAN 2012
※3 フローサイトメトリー:
微細な粒子を流体中に分散させ、その流体を細く流して、個々の粒子を光学的に分析する手法のこと。主に細胞を個々に計測する際に用いられる。
※4 Coresight(コアサイト):
シスメックスが提唱する新たな技術名称。形態を壊さず細胞を分散させ、細胞の大きさ、核の大きさ、核DNA量に相当するパラメーターを測定。これらのパラメーターを駆使して細胞増殖動態を解析する技術のこと。細胞の"核"にに照準を合わせ、変化を見逃さないという意味。

以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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