シスメックス株式会社

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ニュースリリース

研究・開発
2014年10月01日

免疫血清検査装置HISCL®シリーズのさらなる高感度を実現する新たな測定技術を確立

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび、免疫血清検査分野の製品における新たな高感度測定技術を確立しました。

 血液中のたんぱく質を測定する免疫血清検査は、感染症、がん、心疾患などの診断から治療・経過観察まで幅広く利用され、疾患の早期発見や治療に重要な役割を果たしています。
 

 シスメックスはこれまで、化学発光酵素免疫測定法を用いた全自動免疫測定装置HISCL-5000、HISCL-2000iを発売し、国内の医療機関を中心にご使用いただいています。さらに、2014年9月に新たなラインアップの拡充として、小型の検査装置HISCL-800を発売しました。
 

 このたび、免疫血清検査において、免疫複合体転移法※1と化学発光酵素免疫反応を組み合わせ、HISCLシリーズでの測定を可能とした、新たな高感度測定技術を確立しました。

 本技術により、免疫血清検査項目の一つであるHBs抗原の測定においては、当社従来技術と比較し、約60倍の高感度化が可能となります。従来では捉えることのできなかった、ごく微量のたんぱく質を高感度に検出することにより、免疫血清検査項目の新たな臨床価値の創造につながることが期待されます。
 

 今後は、本技術を搭載したHISCLシリーズの実用化を推進し、リキッドバイオプシー※2に対応した検体検査技術プラットフォームの拡充を目指します。
 

 シスメックスは今後も、さらなる高感度たんぱく質測定技術の開発を含め、さまざまな革新的な技術開発に取り組んでいくとともに、研究機関や医療機関とのオープンイノベーションによるバイオマーカーの獲得を進めていくことにより、個別化医療の実現など医療の発展と進化に貢献していきます。

【注釈】

※1 免疫複合体転移法:
測定対象を含む免疫複合体(抗原抗体反応の結合物)を、ビーズなどの担体に形成させた後に、複合体の形を保ったまま担体上から解離させ、次に解離した免疫複合体を別の担体で捕らえて、測定を行う。これにより、不要なたんぱく質の担体への吸着およびそれに起因するバックグラウンドシグナルを抑え、高感度測定が可能となる。
※2  リキッドバイオプシー:
血液や体液から、がんなどの疾病の検査を行うこと。
従来のバイオプシー(生検)に比して、低侵襲的に検査を行うことができる。
以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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