シスメックス株式会社

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ニュースリリース

経営・事業
2013年09月24日

個別化医療に向けた技術プラットフォーム拡充と新たなビジネス領域拡大のためにドイツ企業2社を買収

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、この度、ドイツのPartec社(以下、「パルテック社」)およびInostics社(以下、「アイノスティクス社」)の株式100%を取得(以下、「本件買収」)することに合意しましたので、以下の通りお知らせします。

1.本件買収の意義・目的 
  ヘルスケア市場においては、先進国での高齢化の進行や新興国における人口増加、経済発展に伴う医療インフラ整備など、今後も継続的に成長していくと予想されます。
  そのような中、遺伝子解析技術の進展により新たな医薬品や診断法の開発が進むなど、個別化医療の進展により、病気の発生リスクの分析や個人の体質に合わせた適切な治療法や薬剤の選択の可能性が拡大しています。
  この度、シスメックスは、個別化医療の領域への本格参入に向けて、研究領域で強みを持つフローサイトメトリー(以下、「FCM※1」)技術を有するパルテック社および血液中の癌遺伝子を測定するための高感度PCR※2技術などを有するアイノスティクス社を買収します。
  シスメックスの自社技術にこれらの新たな技術が加わり、個別化医療に向けた技術プラットフォームが拡充されました。


  パルテック社はFCM技術のパイオニアであり、蓄積されたノウハウと最先端のFCM製品の開発力を有する企業です。新興国・途上国においてはHIV検査、マラリアなどの感染症検査で高いプレゼンスを保有しています。また、先進国においては研究機関や一般産業向けにFCM技術を用いた検査機器を販売しています。 
  パルテック社の強みであるFCM技術とヘマトロジー分野で長年培ってきたシスメックスの技術を融合することで、ヘマトロジー分野における進化を目指すとともに、シスメックスの販売・サービスネットワークを活用し、グローバル化を加速していきます。


  アイノスティクス社は、血液中の癌遺伝子を測定するための高感度PCR技術などの先進的な分子診断技術を有しており、シスメックスはこれらの技術を獲得するとともに、シスメックスの技術との融合により、個別化医療の基盤を構築します。これにより、アイノスティクス社が既に受託しているアッセイサービス※3や製薬企業と共同で推進しているコンパニオン診断※4をグローバルに展開します。


  今後もシスメックスは、企業理念「ヘルスケアの進化をデザインする。」のもと、世界中の人々の健康に貢献していきます。

 2.各社の概要
  (1)パルテック社および関連会社
1) 事業内容 診断機器および試薬の開発、製造及び販売
2) 本店所在地 Görlitz, Germany
3) 代表者 Roland Göhde
4) 連結売上高、EBIT(2012年度) 売上高 20.1百万ユーロ
    EBIT   2.7百万ユーロ


   (2)アイノスティクス社および関連会社

1) 事業内容 癌分野における血中遺伝子診断サービス
2) 本店所在地 Hamburg, Germany
3) 代表者 Prof. Dr. Hartmut Juhl
4) 連結売上高、EBIT(2012年度) 売上高 4.6百万ドル
    EBIT   0.2百万ドル


3.今後の見通し
  本件買収による当社グループの業績、財政状態への影響については、適切な時期にお知らせします。



【用語解説】
※1 フローサイトメトリー(FCM):

微細な粒子を流体中に分散させ、その流体を細く流して、個々の粒子を光学的に分析する手法のこと。主に細胞を個々に観察する際に用いられる。

※2 PCR: 遺伝子増幅技術の一つ。
※3 アッセイサービス: 新たな分子診断技術などを用いた検体分析の受託サービスのこと。
※4 コンパニオン診断: 医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行なわれる臨床検査のこと。


以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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