シスメックス株式会社

ナビゲーションをスキップして本文へ移動します。

検索メニュー

企業情報

ニュースリリース

研究・開発
2011年05月26日

2年連続で全国発明表彰「発明賞」を受賞

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:家次 恒 以下「シスメックス」)の白血球分類計数方法および試薬に関する技術が、このたび社団法人発明協会主催の平成23年全国発明表彰「発明賞」を受賞いたしました。この受賞により、シスメックスは全国発明表彰を2年連続で受賞することになります。なお、表彰式は6月20日(月)、東京において開催される予定です。

 病気を診断する上で、白血球(異常細胞を含む)を正確に分類・計数することは、非常に重要とされています。白血球は一般的に、リンパ球、単球、好中球、好酸球、好塩基球の5つに分類され、白血球の比率および白血球数は、疾患により変動することがあります。かつての自動血球計数装置による検査では、正常白血球と異常細胞の判別が難しいため、異常細胞が出現した場合、正確な分類と計数の結果を得ることが困難でした。


  本発明では、この課題を解決するために、赤血球を溶解し、測定の対象となる正常または異常細胞を染色に好適な状態にする溶血剤と、細胞に含まれるRNAと結合することにより著しく蛍光強度が増す性質を有する色素化合物を開発しました。 
  これらの試薬と血液試料を一度混ぜるだけで、正常白血球を5分類し計数すると同時に、幼若白血球などの異常細胞を高精度に分類し計数することができます。また、本発明により、今まで困難であった幼若顆粒球計数の自動化にはじめて成功しました。幼若顆粒球の計数結果は、骨髄の回復期や重度の感染症、がんの骨髄転移、骨髄性白血病などの診断に使用されます。
  これにより、1回の測定で正常と異常を含む白血球に関する多くの測定情報を提供することができ、医療の効率化や血液疾患の早期発見に貢献しています。また、これらの技術は当社の主力製品である全自動血球計数装置(XNシリーズ、XEシリーズ、XTシリーズ、XSシリーズなど)に採用されており、世界中のお客様にご愛用いただいています。


今後も医療の発展、科学技術の向上に貢献できるよう、研究開発を進めていきます。
 

本発明の試薬を用いて自動血球分析装置で
健常者血液を測定した時の分画説明図(1)

本発明の試薬を用いて自動血球分析装置で
患者血液を測定した時の分画説明図(2)


【全国発明表彰】 
全国発明表彰は、大正8年に第1回帝国発明表彰として開催され、文部科学省、経済産業省、特許庁、日本経済団体連合会、日本商工会議所、日本弁理士会などの後援により発明者、および発明実施功績者、発明実施功労者、発明奨励功労者を表彰しています。発明の奨励育成を図り、日本の科学技術の向上と産業の振興に寄与する事を目的としている表彰制度です。
主催の社団法人発明協会は、明治37年(1904年)の創立以来、発明奨励事業および工業所有権制度普及事業を通じて科学技術の進歩、発展に貢献している組織です。


【平成22年度全国発明表彰受賞歴について】
「発明賞」:尿中有形成分分析用試薬 
(世界で初めてフローサイトメトリー法を応用した尿中有形成分の自動定量分析を実用化)

 

以上

 

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

ニュースリリースへ戻る