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セミナー

講演内容
講演内容 Q&A
 
谷川真理さん
「忍耐は苦しい、けれどもその実は甘い」
谷川真理先生 /マラソンランナー、タレント
概要
セミナーの最後は、女子マラソンの谷川真理選手とそのコーチである中島進氏がステージに登場、2人のトークショーが繰り広げられた。その骨子の部分を紹介する。
楽しいトークショーから
栄養はとても大事です。わたしは食事では自分の納得のいくものをとって体つくりをしたいと心がけてきました。ほとんど自炊で、食品成分表を見ながら、これだけ消費したから肉を食べたり、貧血にならないようにとヒジキやレバーを意識してとったりしていました。
一時期、資生堂に在籍していたとき、長期の合宿で沖縄へ行き2週間ほど滞在しました。そのとき、結構暑くてずっと汗をかいていました。その間はホテルでずっと食事をとっていましたが、そうするとどうしても単色野菜が多くなり、ほうれん草やかぼちゃといった緑黄色野菜を食べたいのに食べられない。レバーもほとんどとれませんでした。沖縄にいるときは長い距離を走れましたが、東京に戻ると走れなくなりました。
苦しくてインターバルトレーニングはきつく走れず、どうしてだろうと検査をしてみたら貧血気味でした。本当に貧血になってしまうとトレーニングができないわけで、血液検査で自分の体力をチェックしていました。
食事面で順位をつけるとすれば、アミノ酸をとることを心がけています。アミノ酸の力は非常に大きく、疲労回復を早くするにはアミノ酸の力は必要です。トレーニングが厳しいときにはアミノ酸をとるようにしています。
またハードトレーニングの後、肉を食べたか、食べないかで疲労回復の度合いが違ってきます。貧血防止には鳥のレバーを食べています。結局は、バランスのよい色どりのよい食事を心がけるということになります。
これからは筋力トレーニングにも力を入れていきたいと考えています。昨年、大ケガをして、半年近く走れませんでした。その間、マウンテンバイク、水泳、筋力トレーニングをやっていました。
筋力トレーニングは重い負荷でなく自体重を使ったものでバランスをとりながら細い筋肉を鍛えています。それがようやく実を結び走れるようなったとき、広背筋を鍛えたおかげで後ろから誰かが押してくれるような体感を得て、今年はちょっぴり楽しみかなと思っています。これからは頭を使って科学的なトレーニングを取り入れ、いかに少ない距離で効率よいトレーニングにするか挑戦したいと思っています。
そして私が今まで走ってきた中で、ずっと思ってきたことがあります。例えば1000mのインターバルを10本、1本を4分とすると40分間走りますがその中で腕が振れない、呼吸が苦しすぎる、足が動かないという時間は最後の200m1分間くらいです。10本だと10分間、1日24時間の内、たったの10分間これを耐えることによって自分の目標により近づくことができます。
他の時間はテレビを見たり、ご飯を食べていたり仕事をしています。でも寝ている時間はすごく長い。それを思うとなんで10分間くらいつらい練習を耐えられないの、絶対にできると自分に言い聞かせます。苦しい時間は長く感じますが、それを頑張れば目標を達成できます。最後に、みなさまにこの一言を贈ります。「忍耐は苦しいけれどその実は甘い。」
中島進コーチ
谷川選手は自分にあった目標を持てたことが(彼女の成功にとって)とても大事なことでした。自分に合った目標とは自分をよく知ることによって設定することができます。
コーチは「こーしろ、あーしろ」と頭ごなしに選手に言わず、どういう方向にもっていればやる気が出るかということを考えます。人間は感情的な動物です。「7つ褒めて、5つ教えて、3つしかる」という言葉がありますが、選手の気持ちを考え、精神的なストレスを与えないことが大事です。
谷川選手は甘いものが大好きでレースが終わったときなど、ケーキを本当にたくさん食べます。これは選手のコンディショニングの面からいえば決してよいことではありませんが、時にはハメを外させてあげることも大事なので、こういう場合はあえて食べるなとは言いません。選手をただ押さえつけるだめではいけないのです。
また選手を指導するにあたり、気をつけているのは同じ状況というのは決してありえないということです。例えば去年、優勝したから今年も同じトレーニングをすればよいというのは大きな間違いです。毎日、天候は違いますしまた選手も1年、年を取れば同じコンディションということはありません。よく自分を見つけ、1歩1歩着実に登っていくことが大事です。
Q&A
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